量⼦技術の導⼊に
QSTが協⼒・サポートします。

産学協創オープンラボでは、量⼦技術に関するご相談に対応します。

お知らせ

量子人材育成プログラム募集開始のお知らせ

2024.11.15

11/15(金)開催の量子人材育成プログラム説明会終了後、量子人材育成プログラムの募集を開始いたします。
申し込みはこちらから。

【11月15日(金)開催】量子人材育成プログラム説明会

2024.11.13

日時:11月15日(金) 11:15~11:45
開催方式:オンライン形式のみ
内容:量子人材育成プログラムの紹介、および申込方法
参加申込URL:https://x.gd/Hu8nW
参加申込:11月14日(木) 12:00まで
お問合せ:q-consult@qst.go.jp
※今回のご参加が難しい場合には、後日動画をアップする予定です。

はじめての⽅へ

量⼦センサについて

01量⼦センサとは

固体量⼦センサの代表格、ダイヤモンドNVセンター

近年、量⼦がもつ特有の性質を利⽤して、量⼦コンピュータ、量⼦通信・量⼦暗号、量⼦センシングが注⽬されています。これらはいずれも量⼦ビットや量⼦センサと呼ばれるデバイスの基本的な単位である素⼦を⽤います。
QSTでは、材料に量⼦機能を⽣成させる技術を⽤いてダイヤモンドを利⽤した固体量⼦センサを開発しています。ダイヤモンドは炭素の単結晶で、この結晶中に窒素と空孔が隣り合った⽋陥を作ります。これを、窒素(Nitrogen)、空孔(Vacancy)の頭⽂字をとってNVセンターと⾔います。

量⼦の性質、電⼦スピン

ダイヤモンドNVセンターは、電⼦スピンの性質を持たせることができます。スピンとは、⼩さな磁⽯のようなもので、量⼦特有の性質です。
電⼦スピンは、周囲の環境に敏感に反応します。それを利⽤して固体量⼦センサとして利⽤できます。

電⼦スピンは、周囲の環境の変化で電⼦スピンが敏感に反応する。

測定の⽅法

1)ダイヤモンドNVセンターに緑⾊レーザーを当てると⾚く光ります。NVセンターをセンシングに利⽤するには、緑⾊レーザーとマイクロ波を⽤います。

2)NVセンターを測定に利⽤するには、緑⾊レーザーとマイクロ波を⽤います。緑⾊レーザーを照射した状態で、マイクロ波を加えます。マイクロ波の周波数を変えていくと、N V中の電⼦スピンの共鳴により、発光強度が暗くなるポイントが⽣まれます。このポイントが、周囲の環境で変化します。

02QSTの取り組み

量⼦ビームによる量⼦材料(強み)

⼤型量⼦ビーム施設を⽤いて、材料に量⼦機能を⽣成することが出来ます。新しい量⼦材料を探索することも出来、最先端の物性研究を進めていくことができます。また電⼦線は照射⾯積を⽐較的⼤きく取れるため、⼤量の試料も作成することが可能です。

量⼦技術の橋渡し

従来からQSTがもつ⼤型量⼦ビーム施設では多くの企業にご利⽤を頂いています。QSTは量⼦技術、量⼦センサ技術も産業界に橋渡しをしていきます。量⼦ビーム施設に加えて、量⼦センサの性能を評価できる「テストベッド」を整備しました。これらは、QST⾼崎研に加えて、東京⼯業⼤学と東北⼤学にも整備され、3ヵ所で利⽤することができます。

03基盤拠点の役割

⾼精密な量⼦ビーム技術を駆使して最先端の量⼦ビット・応⽤技術の研究開発を⾏い、産学協創を通して世界最⾼品質の室温量⼦ビット(量⼦マテリアル)を広く供給します。

量⼦ビーム施設

イオン、電⼦、光⼦等の量⼦性をもつ粒⼦や波のビームを総称したものを量⼦ビームと呼びます。QSTは、⼤型の量⼦ビーム施設を持ち、新しい機能性材料・デバイスの開発や評価などに幅広く利活⽤しています。また、外部機関も利⽤できる施設として運⽤実績があ
り、広く利⽤されています。

オープンイノベーション

QSTが進める量⼦センサについては、量⼦コンピュータや量⼦ネットワークと⽐較しても産業界には受け⽫がまだまだありません。今後、QSTでは固体量⼦センサ⽤のテストベッドを整備していく計画ですが、テストベッド利⽤による量⼦センサの普及と量⼦⼈材の育成を進めていくには、産業界に興味を持っていただき、情報・⼈材交流などを通して連携を深めていく必要があります。

量⼦技術基盤拠点が⽬指す量⼦技術

量⼦ビット・量⼦センサは従来、極低温が必要とされてきたが、室温で使えるようになると、常時健康モニタ等のウェアラブルデバイス、⾃動運転制御・運転者モニタ、道路・橋梁・トンネル等のインフラの健全性・利⽤状況モニタ、家屋・⼯場内の機器制御・監視など、適⽤範囲が⼤幅に拡幅され、⽣産性⾰命を通した経済成⻑、健康・⻑寿や安⼼安全で持続可能な社会の実現に⼤きく貢献します。

量⼦⼈材育成プログラム

毎⽉4⽇間、量⼦⼈材育成プログラムを開催します

量⼦⼈材育成プログラムの参加を希望の⽅は、固体量⼦センサコンソーシアムに⼊会することが前提となります。

入会ご希望の方は以下の利用約款をご確認の上、同意するにチェックを入れ、申込書をダウンロードしてください。
必要事項をご記入の上、以下の送付先へ送付してください。追って担当者からご連絡させていただきます。

利⽤約款

コンソーシアム入会申込書(Word)

固体量⼦センサコンソーシアムに⼊会の⼿順

  1. 申込書ダウンロード
  2. 必要事項記入
  3. 指定メールアドレスへ送信
    メールはこちらから
  4. 申込完了
  5. コンソーシアム事務局からの連絡

教育プログラムの紹介

レベル1 初級講座

講義と見学を1日で行います。

講義(90分)
  • 量子及び量子技術についての全体概要
  • 量子センサの概要
  • 量子センサの実際
見学(2時間)
  • NV磁気センサと評価装置等の量子センサに関する機器の見学
定員
  • 4〜10人
受講料金
  • 11,000円/1名
次回開催
  • 12/16(月) 【〆切 11/25(月)】
    東北大学 片平キャンパス
     13:00受付
     13:30開始
     17:00終了(予定)
  • 12/19(木) 【〆切 11/28(木)】
    東京科学大学 大岡山キャンパス
     13:00受付
     13:30開始
     17:00終了(予定)
  • 12/20(金) 【〆切 11/29(金)】
    東北大学 片平キャンパス
     13:00受付
     13:30開始
     17:00終了(予定)
  • 12/23(月) 【〆切 12/2(月)】
    東京科学大学 大岡山キャンパス
     13:00受付
     13:30開始
     17:00終了(予定)

レベル2 中級講座

講義と実習を1日で行います。

講義(90分)
  • NVセンタを用いた量子センシングの概要
  • CW-ODMRの基本
実習(2時間)
  • NV磁気センサの動作体験
定員
  • 4~5名
受講料金
  • 11,000円/1名

レベル3 上級講座

講義と実習を1日で行います。

講義(90分)
  • NVセンタを用いた量子センシングの概要
  • Pulse計測の基礎、ブロッホ球の見方
  • 代表的なPulse計測の原理と実装方法
実習(2時間)
  • NV磁気センサの測定評価方法
定員
  • 4~5名
受講料金
  • 11,000円/1名

レベル4

【個別相談】
レベル1から3を終了された方、またはそれ相当の知見と経験を有している方を対象に共同研究前のステップとして希望とされる量子センサの測定方法について行います。

参加ご希望の方は以下の【量子人材育成プログラム専門部会則】、【量子人材育成プログラム受講時の注意事項および禁止事項】ご確認の上、同意するにチェックを入れ、申込書をダウンロードしてください。
必要事項をご記入の上、以下の送付先へ送付してください。追って担当者からご連絡させていただきます。

申込書の送付はこちら

テストベッド利⽤

テストベッド利⽤を希望の⽅は、固体量⼦センサコンソーシアムに⼊会することが前提となります。

入会ご希望の方は以下の利用約款をご確認の上、同意するにチェックを入れ、申込書をダウンロードしてください。
必要事項をご記入の上、以下の送付先へ送付してください。追って担当者からご連絡させていただきます。

利⽤約款

コンソーシアム入会申込書(Word)

固体量⼦センサコンソーシアムに⼊会の⼿順

  1. 申込書ダウンロード
  2. 必要事項記入
  3. 指定メールアドレスへ送信
    メールはこちらから
  4. 申込完了
  5. コンソーシアム事務局からの連絡

テストベッドの利用は申込を中止しております。

相談

お問合せ

各種申し込みはこちらから。量子技術に関してもお気軽にご相談ください。

申し込み・相談・お問合せはこちら

メールの件名に「センサコンソーシアムに入会」「量子人材育成プログラムの申し込み」「テストベッド利用の申し込み」「量子技術相談」のいずれかを記載してお送りください。